恋する乙女と守護の楯』終わりました。休日二日を使って一気にプレイしました。共通シナリオ部分が多いのと既読スキップが早いという理由もありますが、総じて明るく楽しく遊べるシナリオだったということが理由ですね。や、BADENDはありますが。

シナリオはギャグ要素が大目ながらも、思ったよりもアクションシーンが多かったです。正直あんなに○がいるとは思いませんでした……というか設定的に殺伐とした学校だったなあと(笑) お約束どおり雪乃シナリオからプレイしましたが終わった後「敵が判明してたら、他のシナリオでの面白さが半減だよなあ?」と思っていたのですが、その辺り上手く料理していたのも個人的によかったです。二回目は蓮シナリオをプレイしたのですが、展開の変化にちょっと驚きましたよ。
裏ヒロインとも言うべきXXは最後にプレイしたのですが、話的には好きなんですがちょっと展開が急すぎた気がしました。その直前にプレイした有理シナリオでの最後のシーンと演出が個人的なツボだったので、そんなに簡単に割り切るなと(笑) この辺りを「薄い」ととるか「このくらいでいい」と思うかで評価が分かれそうですね。BADENDも内容の割りにあっさり目の書き方ですし。個人的にはBADENDだけは『ひだまり』くらいでもよかったんですが(汗
いわゆる大作ではないですが、「女の子と楽しく過ごすゲームをやりたい」ということなら間違いなくお勧めです。メーカーの過去作の雰囲気が好きなら安心してプレイできると思います。
システム面ではいわゆる「あらすじモード」に相当する設定があったり、次の音声が再生されるまでボイスが切れないようにできたりといろいろ力が入っていると感じました。個人的趣味で中ボタン(ホイール)押下でウィンドウが消せるのも高評価です。あえていうなら、ボイス再生中にホイール上で履歴表示をすると声が途切れてしまうのが残念でした。せっかくボイス再生を続けるように設定できるのですから、こういう部分にも反映して欲しかったです。あと、なんでかここのシステムは他ウィンドウからフォーカスを移すと1〜2秒くらい入力を受け付けないのでちょっとストレスを感じました。
声優陣はいつものAXLさんの面子なんで鉄板ですね(笑)ただ、青山ゆかりお嬢様キャラは私の好物なのでうれしかったのですが、いまいちお嬢様的なものが薄かったかと。もうちょっとゆっくり目な喋り方のほうがよかったかなあ。
絵に関しては、過去作同様蛍光色っぽい感じがするのが私の好みとズレてます。まあこれは完全に好みの問題ですからなんとも。あと、アップの立ち絵は非常にいい感じでした。もっと使ってくれるメーカー増えないかなあ。
BGMは、音的に軽いものを多く使っているので本編の軽快さに合っていたと思います。曲のイメージが明確なのでわかり易いですしね。

AXLさんのゲームはメーカー買いしているのですが、一作ごとに良くなっていると思います。制作が複数ラインになったらともかく、しばらくはこういう雰囲気のゲームを作っていってほしいな、と願っています(^^)

あと最後に……妙子の可愛さは問題だと思います(笑) 「茨姫」のシーンとかもうねっ!(w