四人目の凪葛刃シナリオ終了。

 定番の恋人ごっこが…という話ですが葛刃のうろたえっぷりが笑えました。中の人も大変だなあ(笑
 ただ一つ玖郎に教えた技が同門破りってあたりは素敵。欲を言えば、バトルシーンはもうちょっと力を入れて欲しかったかな。

 それにしてもこのシナリオ、普通のイベントCGが1枚しかないし…

 最後に診撚縁シナリオへ。

 前半のゆっくりとした雰囲気から終盤のパニックモノへの変化が肝かな。昼食シーンとか、何気ない会話のシーンが印象に残ってます。でもまさか、最後の敵がそんなことになっているとはなあ…まさかここまでぶっとんでいるとは思わなかった(笑)ああいう「何気ないもの」が引き起こすパニック、として捉えていたので、最後はやりすぎだろうと…

 どうでもいいけど、「診撚」って読めませんでしたorz

 あと、やっぱり高城麟瞳シナリオは最後にしておくべきだったと後悔。少なくとも縁シナリオを先にやった方がよかったなあ。

 んで一通り終わりましたが、シナリオ的には…微妙かなあ。巨大学園都市っていうのはわかるんだけど、いまいちそれが有象無象の委員会の存在くらいでしか感じられなかったり、真犯人を除いた悪役が本当にただのバカなので、話がシリアスになっても締まらない感じでした。

 好みだった点は序盤の共通シナリオ部分の展開と、男キャラがいい味を出していたところかな。阿部礼司、おいしいなあ(笑

 システムは吉里吉里/KAGのようですね。ただパッチを宛ててプレイしたのですがそれでも二度ほど止まりました。オートセーブがなかったら暴れていましたよ(笑)

 んでここから不満点になるのですが、音声抜けが数箇所あるわ誤字脱字も数えられないくらいあるわ、というのはかなりどうかと。普段はあまり気にしない方なのですが、それにしても気にせざるをえないほど頻発していました。
 あとはテキストと絵が合ってないシーンも多かったですね。風呂場にいるはずなのにベッドの上だったり、立ち絵が切り替わるたびに白衣を着ていたり着ていなかったりと(笑)一昔前はともかく、最近のゲームでここまでテキストと絵が合っていないのはないのでは。次回作を出すなら、こういうところにももう少し力を入れてくれるとうれしいですね。

 絵に関しては、上に書いたようにテキストと合ってないシチュエーションのものが多くて気にはなりましたが、悪くなかったかと。全体的に普通のイベントシーンの絵が少なかったのが寂しいですが。

 BGM、ボーカル曲は…なんか全体的に音が少ないというか寂しい感じがしました。あと主題歌はミキシングがおかしいのか声が浮いている感じがしました。

 CV陣は鉄板ですね。演技自体は安心して聴けました。が、葛刃だけは喋り方のせいもあって聞き取りづらいことが多かったです。キャラ別に音量設定ができるとよかったのですが。あとまあ、声にエフェクトをかけられているシーンがちょこちょこあったのですが(大声の箇所やサラウンド(謎)のところとか)これはいらないんじゃないかなあ、と。

 いろいろ書きましたが、基本的にハッピーエンドの話なので、気楽に遊ぶのがよろしいかと。路線自体は私の好みでした。